北海道の真ん中で。暮らしと人にふれる旅を【TENJIKU中富良野】
ラベンダーと自然が彩る、中富良野の魅力“地域の仕事や日常に触れられる拠点”
【TENJIKU中富良野】北海道初OPEN!廃校跡の教職員住宅を再利用した、
まちの新しい“関わりの場”ミッション in TENJIKU中富良野〜いつもの風景が絵になる〜
なかふの過ごし方『TENJIKU中富良野』 滞在TIPS応募方法/応募後の流れ

『TENJIKU中富良野』と旅人のみなさんをつなぐ案内人、山田純也(やまだじゅんや)です。
私は今年(2025年4月〜)、大阪から中富良野町へ移住し、SAGOJO所属の地域おこし協力隊として“関係人口づくり”に取り組んでいます。
そして今、関係人口づくりの取り組みの一環として、北海道で初めてのTENJIKUを、中富良野にオープンします。

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観光地として知られる富良野エリアですが、暮らしてみると“観光では触れられない豊かさ”がたくさんあります。
『TENJIKU中富良野』を通じて、あなただけの旅の楽しみ方を見つけてください。
ここでの時間が、中富良野はもちろん、北海道という大きな旅へと広がっていきますように。
そして、この土地で出会うすべてが “一生モノの出会い” になりますように。
ラベンダーと自然が彩る、中富良野の魅力

中富良野町は、北海道のほぼ中央に位置するまちです。十勝岳連峰を望む広い畑が広がり、季節ごとに風景が大きく変わるのが特徴です。夏はラベンダー畑が見頃を迎え、冬は一面が雪で覆われます。観光地として知られる富良野エリアの中でも、中富良野は“暮らしのエリア”としての側面が強く、観光と日常がほどよく混ざり合っています。




町の中心には生活に必要なお店がコンパクトにまとまり、飲食店や温泉なども利用しやすい環境です。少し歩けば畑や丘が広がり、自然がすぐそばにあるのも魅力のひとつ。観光地としての便利さと、落ち着いた生活環境の両方を持ち合わせているため、短期滞在でも“暮らすように過ごす”ことができます。
北海道の真ん中にあるという立地から、道内の東西南北へ移動しやすく、富良野市・美瑛市・旭川市へのアクセスも良好です。旅の拠点としても、滞在の拠点としてもちょうどいい町です。
“地域の仕事や日常に触れられる拠点” 【TENJIKU中富良野】北海道初OPEN!
中富良野で私が取り組んでいるのは、地域と旅人が自然につながる「関係人口づくり」です。SAGOJO所属の地域おこし協力隊として、これまで地域の方々と連携しながら、ラベンダーの収穫から農作業・酪農のお手伝い、クラフトビールやワイナリーなど地域の事業者さんのお手伝いなど、中富良野の産業に触れる体験づくりを進めてきました。

体験を通じて、旅人が地域の人と直接出会い、まちのリアルな姿を知る機会を増やすことが目的です。
中富良野には、観光地としての魅力がある一方で、
- 農繁期の人手不足 夏の短い期間に農作業が集中し、地元の手だけでは追いつかないことも。
- “通過されるまち”問題 富良野や美瑛へ向かう途中の“通り道”として見られ、ハイシーズンはラベンダー園だけをパッと見て、他の魅力に気づかれずに素通りされてしまう。
- 季節による人口の偏り 夏は賑わう一方、冬は人が一気に減り、地域の活動が続きづらい。
- 産業やコミュニティの担い手不足 農業や地域行事を支える人が減り、文化や暮らしを維持する力が弱くなってきている。
といった“お困りごと”もあります。
観光だけでは気づきにくい、暮らし側にある課題です。
そこで、旅人や滞在者がお困りごとを「ちょっと手伝う」「一緒にやってみる」ことで、
地域にとっては助かり、旅人にとっては学びや気づきがある
という関わり方を広げたいと考えています。

そして今回、北海道初のTENJIKUを中富良野に開くのも、この流れの延長です。
ただ泊まるだけではなく、
“地域の仕事や日常に触れられる拠点”
をつくることで、関係人口が継続的に増えていく仕組みを目指しています。
TENJIKU中富良野を通じて、
「旅人が地域に少し関わり、地域も旅人を受け入れやすくなる」
そんな循環をつくることが、TENJIKI中富良野のミッションです。
廃校跡の教職員住宅を再利用した、 まちの新しい“関わりの場”
『TENJIKU中富良野』は、かつて学校として地域に親しまれていた建物の廃校後、使われていなかった教職員住宅を活用して生まれた拠点です。

拠点があるのは、静かで住みやすい西中エリア。徒歩圏内には、地元の人が日常的に利用するスーパー「ベストム」や温泉施設があり、短期滞在でも暮らすように過ごしやすい環境がそろっています。
建物の素朴さや懐かしさを残しつつ、滞在しやすい設備へとアップデート。
地域の人の生活圏に自然と入り込める距離感が、『TENJIKU中富良野』ならではの魅力です。
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ミッション in TENJIKU中富良野
『TENJIKU中富良野』には、地域の課題解決をとおして地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれるさまざまな “ミッション” があります。
どれも所要時間は1日あたり2〜4時間ほど。滞在中にはさまざまな依頼が発生することがあるかもしれませんが、自分の時間もゆっくり確保しながら「やりたい!」と感じたものを無理なく自由に楽しんでください。
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ミッション①| ラベンダー農家のお手伝い(季節限定)
中富良野の象徴でもあるラベンダー畑で、刈り取り・除草作業などをお手伝い。
初夏の丘に広がる香りに包まれながらの作業は、観光では体験できない“本気のラベンダー体験”です。

ミッション②|農産物収穫サポート
中富良野は、ラベンダーだけでなく農業が盛んなまち。
メロンハウスでの作業をはじめ、アスパラ・とうもろこし・じゃがいも・かぼちゃなど、季節ごとにさまざまな作物の収穫や畑作業に関わることができます。
畑で体を動かしながら、農家さんと会話を交わす時間もこのミッションの醍醐味。
観光では見えにくい、中富良野の“暮らしとしての農業”に触れられます。

ミッション③|地域事業者のお手伝い(ワイナリー/クラフトビール/酪農など)
ワイナリーやクラフトビール醸造所など、地元の事業者さんのサポートを行うミッション。
ラベル貼りやイベント準備、畑作業など、各事業者によって内容はさまざまです。
地域の“ものづくり”に関わる貴重な時間になります。

ミッション④|TENJIKU・北星山森林公園など、町の施設の清掃・整備
『TENJIKU中富良野』や近隣の北星山森林公園、公共施設周辺の清掃を行います。
ゴミ拾い・草取り・簡単な整備など、地域を気持ちよく保つための取り組みです。

ミッション⑤|雪かき・除雪サポート(冬季限定)
雪国ならではのミッション。冬の中富良野では、一晩で驚くほどの雪が積もることも珍しくありません。町の人たちは毎朝のように雪と向き合いながら生活しています。
そんな中で、TENJIKU周辺や地域事業者さんの敷地の雪かき・除雪作業をサポートしていただきます。
単純作業に見えて、実は体力も根気も必要な冬の暮らしの一部。
身体は少し疲れるかもしれませんが、作業後の達成感は大きく、
そして何より地元の人にとっては「本当に助かる」実用的なミッションです。

ミッション⑥|旅人の“得意”を活かすクリエイティブミッション (SNS/ブログ/撮影など)
旅人だからこそ気づける視点やスキルを活かして、
中富良野の魅力発信に協力していただくミッションです。
SNS投稿、ブログ記事の執筆、写真・動画撮影、デザイン、イラストなど、
“あなたの得意”がそのまま地域のPRにつながります。
TENJIKUの公式発信に使わせてもらうこともあり、
旅が誰かのきっかけになる、そんなクリエイティブな関わり方です。

天候や事業者さんの都合により、ミッションが急きょ中止・変更になる場合があります。(北海道ではよくあることなので、ご理解ください。)
また、TENJIKU中富良野では新しいミッションも随時開拓中です。
「こんなことやってみたい!」という希望があれば、ぜひ気軽にご相談ください。
〜いつもの風景が絵になる〜 なかふの過ごし方

・ファーム富田
町を代表するラベンダー畑。
TENJIKUからも徒歩や自転車で気軽にアクセスできます。
・北星山森林公園(中富良野町営ラベンダー園)
中富良野の四季と景観を丸ごと楽しめるスポット。
初夏は一面のラベンダーが広がり、香りに包まれながら散策ができます。
森林公園エリアでは、森林浴やピクニックにぴったりの遊歩道が続き、季節ごとに異なる表情の自然を満喫できます。
・北海道風景画館
自然とアートが調和した展示館。
穏やかな空間で、北海道らしい風景美をゆっくり味わえる場所です。
・ドメーヌレゾン(ワイナリー)
中富良野で人気のワイナリー。
ワインやシードルのテイスティング、ショップ、併設カフェなど、
“中富良野の葡萄とつくり手”の魅力をたっぷり体感できます。
・“ソフトクリームの町”中富良野
ラベンダー、メロン、ミルクなど、町中にレベルの高いソフトクリームが点在。
食べ比べも楽しいローカル体験のひとつです。
中富良野のスポット紹介
『TENJIKU中富良野』 滞在TIPS
『TENJIKU中富良野』には1組4名まで滞在可能です。お子様の滞在も可能なので、ぜひご家族やご友人と一緒にご利用ください!
TENJIKU中富良野
■ 住所:北海道空知郡中富良野町字中富良野東一線北18号(西中住宅1号棟)
■ アクセス:JR富良野線・西中駅より徒歩約3分。JR富良野線・中富良野駅より徒歩約30分。ふらのバス(快速ラベンダー号)「ラテール・ベストム前」停留所より徒歩約3分。
※滞在初日は現地受付でお願いいたします。
■⏰ チェックイン時間:9:00〜17:00
⏰ チェックアウト時間:9:00〜17:00(厳守でお願いします!)
(地域案内人/山田純也、写真/牧田ダニエル)
こんな仲間がいたなんて。一生モノの地域と出会えるTENJIKUとは
『TENJIKU(テンジク)』は、地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を届けていきます。これまでの旅ではたどりつけなかった「一生モノの地域」との出会いをお楽しみください。

応募方法/応募後の流れ
「TENJIKU中富良野を利用したい!」という方は、マイページのプロフィールをすべて記入した上で、応募時に次の情報をご記入ください。
- 氏名(フルネーム/漢字)
- 滞在希望日(1〜7泊以内が滞在可能)
- 滞在人数(4名まで)
- やってみたいミッションの内容
- →本文内「ミッション ①〜⑥」参照。複数可
- ミッション⑥を希望する場合は、具体的にご記載ください!
- 中富良野への気持ち(任意)
その後、滞在までの流れは次の通りとなります。
<応募後の流れ>
① TENJIKU運営チームより自動メッセージが届きます。
②日程を地域側と調整します。※10日ほどかかります。 <SAGOJO → 地域>
③ご利用の可否をご連絡します。ご利用いただける場合はこの時点で日程確定となります。
④ 事前面談(オンライン) <SAGOJO & 地域 & 旅人>
⑤【当日】旅へ出発! TENJIKUへ滞在しながらミッションを実施
<旅人>※SAGOJOからのご連絡は、すべてSAGOJOのチャット機能にてお送りいたします。
SAGOJOよりあなたへのメッセージ
わたしたちの旅の主役は「人」です。
TENJIKUは「ミッション」をとおして、 地域の人たちと一生モノの仲間になれる新しい旅体験を届けていきます。TENJIKUを利用した旅人の中には、滞在した地域が好きになり結婚式の場として選んだり、地元の方々と仲良くなって事業を始めたり、移住や多拠点暮らし先として選んだりしている方もいます。
今後も少しずつ拠点数を増やしていき、いずれは、全国47都道府県のどこを訪れても、地域と密に関われて気軽に滞在できる拠点がある状態を目指しています。SAGOJOとしても新しいチャレンジですが、ぜひ一緒にそんな世界観を実現していけたらと思います。
これまでの旅ではたどりつけなかった、 あなただけの「テンジク」へ。
まだ見たことない出会いが、 あなたを待っています。