「余白」をどう使うかはあなた次第!【TENJIKU葛尾村】の村づくりに参加しませんか?

 
『TENJIKU葛尾村(かつらおむら)』と旅人のみなさんをつなぐ案内人の下枝浩徳(したえだひろのり)です。葛尾村で生まれ育ち、いまは葛尾村を盛り上げるためにさまざまなチャレンジを試みている真っ最中です。震災の影響はまだまだ大きく、住民が約400人と、できることは正直少ないかもしれません。でも、「余白」だらけの土地だからこそできることもあると感じています。そんな余白の多い村づくりにあなたの感性をぶつけてみませんか?
『TENJIKU葛尾村』を通じて地域の人と関わりあいながら、「一生モノの出会い」ができるようサポートします!

村を盛り上げるために設立した「葛力創造舎」

 
葛尾村は福島県の浜通りエリアに位置する小さな村です。「浜通り」とはいっても、海からはかなり離れている山間の土地。2011年には震災の影響を大きく受けた場所として、名前を聞いたことがあるかもしれません。避難指示が出され、解除となったのは5年が経ってから。もともと1500人ほどしか住んでいない村でしたが、現在ではさらに少なくなり、住民は400人と言われています。(実際には300人くらいしかいないかも…)
私はそんな葛尾村で生まれ育ちました。埼玉の大学で地盤工学を学び、卒業後には井戸掘削の仕事に従事して、時には海外へ仕事へ行くことも。ですが、その間も葛尾村に帰ることはずっと考えていて、1年働いた後には福島県内の会社に転職することを決めました。そんな転職のタイミングで起こったのが東日本大震災でした…。幸い村に直接的な被害はそこまでありませんでしたが、前述の通り避難指示が出て家にも帰れない状況になってしまったのです。
 
 
避難指示が出ている中での話ではありましたが、村のために何かできないかと考えた結果、2012年には一般社団法人「葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)」を立ち上げました。メインのコンセプトは、「過疎の集落でも、みんなが幸せに暮らしていける持続可能な場所にすること」。どういった経済の仕組みであればそれが可能かを考え、そのための人材育成を支援することが事業の中心となっています。
現在に至るまで、さまざまな取り組みを行ってきています。例えば、アーティストなどのクリエイティブな人材を村に呼び創作活動をしてもらう「Katsurao Collective」、村外から当団体を支援してくださるサポーターの方々へ葛尾村産品を送る「SHIOKURI」、など。おもしろいかもしれないと思ったことは片っ端から形にしていきました。
とはいえ、やはり人手が足りない部分はありますし、TENJIKUを使いながら地域と関わってくれる旅人にぜひ来てもらえたらと思っています。もちろん自分で新しいことを始めてくれる方も大歓迎です。一緒に葛尾村の余白を使って、どんどん盛り上げていきましょう。
 

100年後につながる持続可能な村づくりを目指す

 
私がいま考えているのは、葛尾村のストーリーを100年先の未来まで紡いでいくこと。そのための村づくりを地域の人と協力しながら進めています。目立った観光資源があるわけでもなく、ブランド食材があるわけでもない、そういった土地は消滅を待つだけなのでしょうか?決してそんなことはありません。
住民が400人しかいない村だからこそ、みんなが幸せに暮らせる村にできると思っています!
 
私の想いに共感してくれる人は、ぜひ「サゴチ」で応援してもらえたら嬉しいです! 『TENJIKU葛尾村』に滞在することで、あなたの第二のふるさととして、「葛力創造舎」だけでなく葛尾村を応援する一員になってくれませんか?
 

実家のようにくつろげる『TENJIKU葛尾村』

 
『TENJIKU葛尾村』は、「葛尾力創造舎」が運営しているゲストハウス「ZICCA」という建物の一室です。その名前の通り、まるで実家にいるようにくつろげる滞在をしてみてはいかがでしょうか。宿泊いただくお部屋は個室で、1組10名までの滞在が可能です。
 
ガラス張りのテラス席で自然を満喫しながらの休憩時間を
 
周辺には、徒歩10分で驚くほどの山盛りチャーハンが名物の石井食堂や、徒歩15分で村の方々もよく日帰り入浴を利用する温浴施設「せせらぎ荘」があります。せせらぎ荘は、入浴していると村の住人の方と自然と会話が生まれたりするので、滞在された時はぜひ利用してみてくださいね!
 
アメニティや施設の詳細情報はこちら
 

ミッション in 『TENJIKU葛尾村』

『TENJIKU葛尾村』には、地域の課題解決をとおして地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれるさまざまな “ミッション” があります。
どれも所要時間は1日あたり2〜4時間ほど。滞在中には適宜さまざまな依頼が発生することがあるかもしれませんが、自分の時間もゆっくり確保しながら「やりたい!」と感じたものを無理なく自由に楽しんでください。

ミッション① ゲストハウス『ZICCA』の管理業務

『TENJIKU葛尾村』の施設『ZICCA』では、こちらで報酬のある「シゴト」としても管理業務をしてくださる方を募集しています。シゴトとしては長期の受け入れが基本ですが、TENJIKUのミッションとしては1泊から受け入れが可能! 具体的には下記のような業務にミッションとして取り組んでいただきます。
施設で来訪者対応をしていただければ、シゴト時間以外はご自身の作業をしていただいてOKです。
  • チェックイン/チェックアウト対応(月5組程度)
  • 共用部分の清掃(食堂・キッチン・トイレ・お風呂など)
  • チェックアウト後のリネン洗濯
  • ゴミ分別と村内地区へのゴミ出し
  • 花壇剪定や草刈りなど庭の手入れ
 

ミッション② 「葛力創造舎」のお手伝い

 
すでに活動内容の一部をご紹介させていただきましたが、「葛力創造舎」のプロジェクトを手伝ってもらうことも考えています。例えば、村で作った美味しいお米の少量パック販売を行なっているので、ラベリングなどの作業を行なってもらいます。他にも人手が足りずに進められていないプロジェクトが多くあるので、適性に合わせて調整させてもらえればと思います。

ミッション③ 地域のお手伝い 

TENJIKU葛尾では、ご近所さんの農家さんの作業やイベントのお手伝いなどをミッションとしてお願いすることがあります。具体的には季節によってお願いできることは異なりますが、まちの方とのコミュニケーションをたのしみながら取り組んでいただければと思います。

ミッション④あなたの特技を披露してください!

①〜③の他にも、あなたの得意なことや特技があればぜひ発揮してください!
さまざまなことに挑戦できる余白があるのが葛尾村の良さのひとつです。ものづくりのワークショップや、ライブパフォーマンスなど、内容・タイミングによっては難しいこともあるかもしれませんが、案内人を中心に実施に向けて検討させていただきます。ご希望の方は応募フォームにやりたいことをできる限り具体的に明記して教えてください。
地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を満喫してくださいね。

かづろうさんげNFT実験プロジェクト

かづろうさんげNFT実験プロジェクトは、福島県葛尾村「かづろうものがたり」の仮想家族コミュニティ「かづろうさんげ」の一員であることと、その関わりの深さを、NFTの技術を使った「ODACHIN」で可視化する実証実験です。
ODACHINを持っていることで一般に公開されていないイベントの招待を受け取れるほか、集めることで葛尾村により深く関わる権利が得られます。さらに、ODACHINをたくさん貯めると、葛尾村の作物や特産品が詰まった「SHIOKURI」がもらえるかも?

ODACHIN わかば

2023年に開催した「『DIYで村づくり』かづろう開拓物語」(終了しました)に参加した方を対象に1回につき1枚配布します。
<「ODACHIN わかば」1枚保有>
・一般公開されていないイベント情報を受け取れるようになります。
・ZICCAで淹れた湧き水コーヒーを1杯ごちそう!

ODACHIN つぼみ

TENJIKUまたはZICCAを訪れた方は、現地で所定のQRコードを読み込むことで、1日滞在するにあたり1枚ゲットできます。
<「ODACHIN つぼみ」1枚保有>
・一般公開されていないイベント情報を受け取れるようになります。
・ZICCAで淹れた湧き水コーヒーを1杯ごちそう!
<「ODACHIN つぼみ」5枚保有>
葛尾村でやりたいプロジェクトやイベントを提案できるようになります。

ODACHIN まんかい

TENJIKUでのミッション、その他なんらかのかたちでZICCAや葛力創造舎のお手伝いをするたびに1枚ゲットできます。
<「ODACHIN まんかい」1枚保有>
・一般公開されていないイベント情報を受け取れるようになります。
・ZICCAで淹れた湧き水コーヒーを1杯ごちそう!
<「ODACHIN まんかい」5枚保有>
「かづろうさんげ」の運営体制やしくみに提案ができるようになります。

葛尾村を盛り上げる軸は「人・時・大地」

 
葛尾村を盛り上げる上で、私たちが重要視している3つの要素が「人・時・大地」です。「人」はもちろん村に関わってくれる人、「大地」は村の自然、そして「時」は村で紡がれていく物語のこと。「歴史」や、人々の「記憶」とも言い換えられるかもしれません。
その思いを形にしたのが、「かづろうものがたり」というサービスです。まだ公開前ではありますが、かづろう、もとい葛尾のことをより深く知ってもらう機会になればと思っています。
 
 
他にも、村の産業史を紐解くと優秀な競走馬を輩出する土地として栄えた時代もあったそう。現在は乗馬やホースセラピー(馬の世話を通じて心身を育むプログラム)の展開も考えられています。
 
 
石のような見た目の「凍(し)み餅」は葛尾村の伝統食。時期にも寄りますが、滞在時にはぜひ味わってみてください。
 
 
飲食店がほとんどないエリアなのですが、まだまだ現役で営業中の食堂もあります。写真を見てもらえればわかるかと思いますが、超がつくほどの爆盛りメシです。余った分はお持ち帰りできるので、チャレンジしてみては?

『TENJIKU葛尾村』滞在TIPS

『TENJIKU葛尾村』には1組10名まで滞在できます。ぜひ一人旅で、または友人・仕事仲間とともにお越しください!
 
『ZICCA(ジッカ)』(TENJIKU葛尾村)
■ 住所:福島県双葉郡葛尾村大字野川字十良内118‐2
■ アクセス:JR郡山駅から車で約60分 あるいは、JR船引駅からバスで60分(1日往復5本)
詳しいアクセス情報はこちら
(執筆:「TENJIKU葛尾村」案内人・下枝浩徳)
 

こんな仲間がいたなんて。一生モノの地域と出会えるTENJIKUとは

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『TENJIKU(テンジク)』は、地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を届けていきます。これまでの旅ではたどりつけなかった「一生モノの地域」との出会いをお楽しみください。

応募方法/応募後の流れ

「TENJIKU葛尾村を利用したい!」という方は、マイページのプロフィールをすべて記入した上で、応募時に次の情報をご記入ください。
必ず前もってTENJIKU利用規約を確認し同意の上、ご応募ください!
なお、応募いただいても地域や拠点、案内人のご状況により、滞在をお断りする可能性もございます。応募完了=滞在確定ではございませんので、予めご了承ください。
  • 氏名(フルネーム/漢字)
  • 滞在希望日(初回は1〜2泊以内。2回目以降は30泊まで可)
  • 滞在人数(1組10名まで)
  • やってみたいミッションの内容
    • →本文内「ミッション ①〜④」参照。複数可
  • 葛尾村滞在への気持ち(任意)
その後、滞在までの流れは次の通りとなります。
 
<応募後の流れ>
① TENJIKU運営チームよりメッセージが届きます。TENJIKUの案内ムービーをお送りしますので、ご覧ください。
②お申込み内容を地域案内人が確認します。
応募内容に関して質問したいことがある場合は、案内人よりメッセージが届きます。
③ご利用の可否をご連絡します。ご利用いただける場合はこの時点で日程確定となります。
④必要に応じて事前面談(オンライン) < 地域 & 旅人>
⑤【当日】旅へ出発! TENJIKUへ滞在しながらミッションにチャレンジしましょう
<旅人>※SAGOJOからのご連絡は、すべてSAGOJOのチャット機能にてお送りいたします。
サゴチップで地域応援
SAGOJOよりあなたへのメッセージ
わたしたちの旅の主役は「人」です。
TENJIKUは「ミッション」をとおして、 地域の人たちと一生モノの仲間になれる新しい旅体験を届けていきます。TENJIKUを利用した旅人の中には、滞在した地域が好きになり結婚式の場として選んだり、地元の方々と仲良くなって事業を始めたり、移住や多拠点暮らし先として選んだりしている方もいます。
今後も少しずつ拠点数を増やしていき、いずれは、全国47都道府県のどこを訪れても、地域と密に関われて気軽に滞在できる拠点がある状態を目指しています。SAGOJOとしても新しいチャレンジですが、ぜひ一緒にそんな世界観を実現していけたらと思います。
これまでの旅ではたどりつけなかった、 あなただけの「テンジク」へ。 まだ見たことない出会いが、 あなたを待っています。