肩肘張らない移住体験を【TENJIKU吉野】で味わってみませんか?

 
※今後のコロナウイルスの感染状況によっては、急遽滞在キャンセルとなる可能性がありますこと、あらかじめご了承くださいませ。
『TENJIKU吉野』と旅人のみなさんをつなぐ案内人の菊地です。奈良県の真ん中にある吉野町で、「地域関係案内人」として活動を始めて3年が経ちました。最初こそ、どういったことができるか私自身探り探りではありましたが、地域の方々に支えられて少しずつ吉野町という「ローカル」と、「ソトモノ」である旅人の橋渡し役としての活動がスムーズにできるようになってきました。その中でわかったこと、それは「吉野の良さは、やっぱり人の良さ」ということ。フラッと気軽に吉野に遊びにきてみませんか?『TENJIKU吉野』を通じて地域の人と関わりあいながら、「一生モノの出会い」ができるようサポートします!
 

案内人菊地から見た吉野というまち

 
移住とか起業とか、目的がしっかりしている活動ばかりが注目される時代ですが、もっと気軽に地域の人に会いに行ける場所があってもいいと思いませんか? 冒頭で、吉野町の魅力は「地域に住んでいる人たち」とお伝えしましたが、吉野の人たちの「ソトモノに対する距離感」もそのひとつ。過疎化が進むローカルな町では移住が推進されていることも多く、訪問する人にとってはそれがプレッシャーになることも少なくありません。その点、吉野の人たちは旅人に対しては旅人として良い距離感を保ちつつ、必要な時は手を差し伸べてくれるといった「大らかさ」を持っています。実は、私自身がその大らかさに助けられた一人でもあります。
 
吉野町に来る前は、生まれ育った首都圏でそのまま就職して、10年近く働いていました。でも、このままでいいのかな?と思って、「仕事も住んでいる場所もすべて変えたら自分はどうなるんだろう?」と思い、何も知らない土地へ移住してみようと考えました。
そして、たどり着いたのが吉野という町でした。特別やりたいことが明確なわけではなく、温かい人たちの中でのんびりできる町で働きたいと漠然と思ったのがきっかけです。いろいろと調べた結果、吉野町での「地域おこし協力隊」の募集に応募したことが、私と吉野の最初の出会いでした。
 
正直なことをいえば、誰も知り合いがいない土地に移住することに不安がありました。その不安を無くしてくれたのが、吉野に住む人たちでした。最初は協力隊の仕事の面談のために、とりあえず訪問した吉野町でしたが、その際に宿泊したゲストハウス『三奇楼(さんきろう)』で出会う人たちみんなが優しく接してくれたんです。そこで過ごした数時間のうちに、「こんな人たちがいる町に住んでみたいな」という想いが芽生え、それが移住の決め手になりました。その三奇楼の離れで4年も地域関係案内人として働いているなんて、当時の私では想像できませんでした。
そんな風に始まった生活で日常的に地域の人たちの大らかさに触れるようになり、都会のスピード感の中では忘れかけていた安心感を、いまは得られています。また、地域おこしの3年の任期が終わった時にも、いろんな選択肢が浮かんでいましたが、「私には町の人たちとのつながりがある」「やれることがあるなら、この町に残って住み続けたい」、という思いからそのまま住み続けることを決意しました。そんな風に思わせてくれたのも、やっぱり吉野で関わってくれた人たちでした。
 
旅人も地域の人も笑顔になる、地域関係案内人としてこれ以上に嬉しい瞬間はありません
旅人も地域の人も笑顔になる、地域関係案内人としてこれ以上に嬉しい瞬間はありません
 
全ての旅人が吉野の雰囲気にマッチするとは、もちろん思っていません。だからこそ、いろんな方に気軽に吉野を訪れて地域の人たちと交流してもらいたい!言葉では伝え切れない町の魅力を、実際に足を運ぶことで体感してほしい!そんな風に考えています。
ちなみに、吉野での生活を4年間続けていく中で考えた個人的な意見ではありますが、「〇〇をやりたい!」と明確に決まっている方よりも、「なんとなく自然が豊かな環境で住んでみたいな」とぼんやり考えている人にこそ、吉野の気質は合うんじゃないかと思っています。
地域あるあるですが、できないことや制限されることも多いので、明確にやりたいことが見えていてもやりづらい場合もあるでしょう。吉野を訪れる際は肩肘張らず、リラックスして来てもらえたらと思います。
 
近年吉野では、ソトモノ目線でさまざまなチャレンジがなされています。吉野川を望む空きビルをリノベーションした近代的なサテライトオフィス兼コワーキングスペースがオープンしたり、移住されてきた建築士の方が歴史ある国栖(くず)エリアでゲストハウスを始められたり、どんどん外からの訪問者が使いやすい場所として、変わりはじめています。
 
とはいえ、人口が少なくまだまだ人手が足りていない場所も多くあるのが現状です。新しい機運が生まれつつある吉野、その盛り上がりにさらに加速をつけるために必要なのが、ローカルとソトモノの連携と思っています。「地域関係案内人」として、その盛り上がりに貢献していくことが今後の私の目標です。
 
私の想いに共感してくれる人は、ぜひ「サゴチ」で応援してもらえたら嬉しいです!
TENJIKU吉野に滞在することで、あなたの第二のふるさととして、吉野町での盛り上がりを応援する一員になってくれませんか?
 

『TENJIKU吉野』 滞在TIPS

『TENJIKU吉野』は、ゲストハウス『三奇楼』の離れにある『デッキno下』の空間。ドミトリーのベッド4つと、キッチン・シャワー・ワーキングスペースなど共有のスペースを兼ね備えています。
古民家をリノベーションして生まれ変わった『デッキno下』
古民家をリノベーションして生まれ変わった『デッキno下』
 
朝日が眩しいカウンター席では、吉野川を望みながらのリモートワークもできますよ
朝日が眩しいカウンター席では、吉野川を望みながらのリモートワークもできますよ
 
屋上のデッキは開放感抜群のスペース
屋上のデッキは開放感抜群のスペース
『TENJIKU吉野』では、男女共用ドミトリーへの宿泊となります。
アメニティや施設の詳細情報はこちら

ミッション in TENJIKU吉野

『TENJIKU吉野』には、地域の課題解決をとおして地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれるさまざまな “ミッション” があります。
どれも所要時間は1日あたり2〜4時間ほど。滞在中には適宜さまざまな依頼が発生することがあるかもしれませんが、自分の時間もゆっくり確保しながら「やりたい!」と感じたものを無理なく自由に楽しんでください。
ミッションの内容を見てみる

ミッション① 地域住民のお手伝い

和紙の原料に触れる機会があるとは、ここに来るまで思ってもみませんでした
和紙の原料に触れる機会があるとは、ここに来るまで思ってもみませんでした
TENJIKU吉野滞在中にやってもらえるのは、基本的に農業関連のお手伝い。単純作業となることもありますが、山椒摘みや紅葉の植樹など、なかなか他の場所では体験できないものもあります。他にも、吉野町の名産品である和紙関連のお手伝いとしては、原料の楮(こうぞ)の刈り取りや皮剥ぎなどを体験できるかもしれません、タイミング次第ではありますが、本来は職人さんしか関わることができない作業工程なので、きっと特別な体験になりますよ。

ミッション② 吉野の魅力をPR(SNS・ブログなど)

奈良の吉野といえば、桜の名所として全国的に知られている場所ではありますが、それ以外の魅力については知らないという方もまだまだ多いのが現状です。自然豊かな中でのカフェタイムを過ごせるお店や、林業が盛んな土地柄だからこそ見ることができる「貯木場(伐採した木を集めておく施設)」など、滞在中にあなたが見つけた吉野町の魅力を写真や文章でたくさん発信してください!TENJIKUのSNS(Twitter / Instagram)で公開する投稿も作成していただけたらと考えています。
※発信いただいた内容は、『TENJIKU吉野』やSAGOJOにてリポストさせていただく可能性がございます。共有が難しい場合は予め教えていただけますと幸いです。
※「吉野の魅力をPR」のミッションは、現在諸事情により、ほかのミッションと組み合わせていただく形とさせていただいております。「吉野の魅力をPR」のミッションのみで滞在いただくことはできませんので、何卒ご理解のほどお願い致します。

ミッション③ あなたの特技を披露してください!

内容・タイミングによっては難しいこともあるかもしれませんが、案内人を中心に、実施に向けて検討させていただきます。ご希望の方は応募フォームにやりたいこと、できることをできる限り具体的に明記して教えてください。
地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を満喫してくださいね。
カレンダーでどんなミッションができるかを見てみる

歴史・自然・グルメと見どころ溢れる吉野町

桜の名所としてはもちろん、修験道の総本山「金峯山寺(きんぷせんじ)」があることでも有名な吉野山や、町の真ん中を流れる雄大な吉野川と、吉野の自然の見どころは数え切れません。
春は桜・秋は紅葉の見応えが抜群で、例年多くの観光客が訪れます
春は桜・秋は紅葉の見応えが抜群で、例年多くの観光客が訪れます
 
TENJIKU吉野のすぐ近くを流れる吉野川
TENJIKU吉野のすぐ近くを流れる吉野川
 
林業が盛んな吉野では森林浴スポットもたくさん
林業が盛んな吉野では森林浴スポットもたくさん
 
見どころは自然だけではありません。TENJIKU吉野が位置している上市(かみいち)エリアには歴史ある風流な町並みが残っていますし、吉野山は2004年にユネスコ世界遺産にも認定された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあります。
 
世界遺産の構成要素の一つ「金峯山寺」は吉野山のシンボル的存在
世界遺産の構成要素の一つ「金峯山寺」は吉野山のシンボル的存在
 
吉野葛を使った葛うどんや柿の葉寿司など、ローカルフードも充実
吉野葛を使った葛うどんや柿の葉寿司など、ローカルフードも充実

TENJIKU吉野アクセス情報

『TENJIKU吉野』には1組2名まで滞在できるので、ぜひご家族やご友人と一緒にご利用ください!
 
🌸
ゲストハウス『三奇楼』離れ・『デッキno下』(TENJIKU吉野) ■ 住所:奈良県吉野郡吉野町上市207
■ アクセス:近鉄 大和上市駅から徒歩15分
※ 東京〜大和上市駅:約4時間(新幹線+近鉄)
※ 大阪〜大和上市駅:約1.5時間(近鉄)
※ 名古屋〜大和上市駅:約2.5時間(近鉄)
 
詳しいアクセス情報はこちら
(執筆:「TENJIKU吉野」案内人・菊地)

 
こんな仲間がいたなんて。一生モノの地域と出会えるTENJIKUとは
『TENJIKU(テンジク)』は、地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を届けていきます。これまでの旅ではたどりつけなかった「一生モノの地域」との出会いをお楽しみください。
 

応募方法/応募後の流れ

「TENJIKU吉野 を利用したい!」という方は、マイページのプロフィールをすべて記入した上で、応募時に次の情報をご記入ください。
必ず前もってTENJIKU利用規約を確認し同意の上、ご応募ください!
なお、応募いただいても地域や拠点、案内人のご状況により、滞在をお断りする可能性もございます。応募完了=滞在確定ではございませんので、予めご了承ください。
 
  • 氏名(フルネーム/漢字)
  • 滞在希望日(2〜6泊以内)
  • 滞在人数(2名まで)
  • やってみたいミッションの内容
    • →本文内「ミッション ①〜③」参照。複数可
    • ミッション③を希望する場合は、具体的にご記載ください!
  • 吉野滞在への気持ち(任意)
その後、滞在までの流れは次の通りとなります。
 
<応募後の流れ>
① TENJIKU運営チームより自動メッセージが届きます。
②日程を地域側と調整します。※10日ほどかかります。 <SAGOJO → 地域>
③ご利用の可否をご連絡します。ご利用いただける場合はこの時点で日程確定となります。
④ 事前面談(オンライン) <SAGOJO & 地域 & 旅人>
⑤【当日】旅へ出発! TENJIKUへ滞在しながらミッションを実施
<旅人>※SAGOJOからのご連絡は、すべてSAGOJOのチャット機能にてお送りいたします。
サゴチップで地域応援
 
SAGOJOよりあなたへのメッセージ
わたしたちの旅の主役は「人」です。
TENJIKUは「ミッション」をとおして、 地域の人たちと一生モノの仲間になれる新しい旅体験を届けていきます。TENJIKUを利用した旅人の中には、滞在した地域が好きになり結婚式の場として選んだり、地元の方々と仲良くなって事業を始めたり、移住や多拠点暮らし先として選んだりしている方もいます。
今後も少しずつ拠点数を増やしていき、いずれは、全国47都道府県のどこを訪れても、地域と密に関われて気軽に滞在できる拠点がある状態を目指しています。SAGOJOとしても新しいチャレンジですが、ぜひ一緒にそんな世界観を実現していけたらと思います。
 
これまでの旅ではたどりつけなかった、 あなただけの「テンジク」へ。 まだ見たことない出会いが、 あなたを待っています。